
このような疑問を解決します。
▼本記事の内容
- やり方さえわかれば簡単な資産運用
- 資産形成でまずやること3つと、資産が構築できない人の特徴3つ
- 注意点:絶対守って!
▼本記事の信頼性

Twitter(@iwasadaiki)
本ブログ記事では、様々な資産額の世帯の相談に乗っているFPの僕が、資産形成でまずやること3つと、資産が構築できない人の特徴や注意点を解説します。
資産を構築したいと考えている方は、この記事を読み終えると、資産を構築するためのコツが理解できますよ。
資産構築はやり方さえわかれば簡単。

「資産運用とか資産形成ってなんか難しそう」という方もいるかもしれません。
実際に相談の場面では、そんな声もお聞きしますが、実は簡単です。
理由は、仕組み化して、ほぼ無意識で続けるだけだから。
資産の形成は、毎日データを読み漁り、寝る間も惜しんで、のめり込まないといけないわけではありません極端な話、一度セットしてしまえば、あとは毎月同じ事の繰り返し。
というか、むしろ何も意識していないか、つまらないくらいが一番成果が出ます。
最初だけ勉強することはありますが、それも土日だけの片手間でもいけてしまうのが資産形成の醍醐味です。
資産形成でまずやるべきことは3つ
- 支出を減らす
- 収入を上げる
- 資産運用を始める
①支出の中でもまず固定費を削る
固定費を削る効果は意外に絶大。
では固定費を下げる上で、具体的にやることを6つ紹介します。
削減効果が高いものから紹介しますので、上から取り組んでみてください。
- 家賃は手取りの25%まで
- 車は手放す
- 保険は最小限にする
- スマホは格安SIMにする
- 電気とガスの切り替え
- ふるさと納税をする
家賃は手取りの25%まで
例えば手取り収入が20万円の方は5万円までに抑えましょう。
25%は苦しいかもしれませんが、家賃は一番大きい支出で削減効果が大きいです。
家賃が1万円でも抑えられれば年間12万円貯まります。
都心では難しいかもしれませんが、単身ならシェアハウス、世帯なら賃料の安いエリアを検討してみるのも一つの手です。
車は手放す

特に鉄道網の整っているエリアにお住いの方ほど気をつけたいポイントです。
車を手放せば
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これらが浮きます。
都内だと車の維持費だけで月5万円程度払っている方もいます。
- 軽自動車
- 原付バイク
- 電動自転車
これらでは代用が効かないか?も検討してみましょう。
といっても実はそもそもこれらの乗り物は公共交通機関に比べると事故率が高いのでできれば避けたいところです。
また、所有する代わりに
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これらも検討してみましょう。
「本当に必要なときだけ使う」のであれば所有にこだわる必要はありません。
保険は最小限にする

保険は、必要以上に入る必要はありません。
しっかりと計算した上で必要な額を加入できているのであれば、OKです。
ただし、保険を削減する前に確認したいことがあります。
✅所属する健康保険の内容
✅遺族年金、障害年金の給付額
✅会社の弔意金、死亡退職金
✅団体信用生命保険
✅現在の資産額
これらでカバーできていない部分は、保険で備えておきましょう。
特に守るべきご家族がいる方は要注意。
資産形成中に、病気や死亡など万が一ことが起こってしまった場合、自分や家族を大きく救ってくれる金融商品は保険のみです。
スマホは格安SIMにする
「大手キャリアから格安SIMに乗り変えれば安くなる」というのは聞いたことがありますよね。
これをすると、現在月1万円程度通信費を払っている方は、月3,000円程度まで抑えるのは難しくありません。
プランによっては月1,000円程度で使えるものもあります。
できれば月5,000円程度は削減したいものです。
僕はもともとソフトバンクでしたが、楽天経済圏を活用しているため、現在は楽天モバイル(980円〜)を使っています。
楽天モバイルは月間通信制限を超えても速度1Mbpsなら使い放題なので検索やSNSを見る分には問題ないです。
電気とガスの切り替え
電気とガスが自由化されており、業者は自分で選べますよね。
金額的には年間数万円の削減効果なので、大きくはありませんが、ストレスなくクオリティも下げることなく支出を下げられます。
特にプロパンガスを使っているご家庭は削減効果が高いです。
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僕の実家では、元々が年間61,000円ほどで、切り替えによって約26,000円削減できました。
ふるさと納税をする
ふるさと納税は実質自己負担2,000円で、2,000円以上の豪華な特産品がもらえる仕組みです。
2019年の6月から総務省の規制で、返礼品に金券類はなくなりましたが、それでもメリットのある制度。
実際、かなりの量のお米や肉などが2,000円で買えてしまうので活用しないのは損。
特に年収が高くなればなるほど、自己負担2,000円で寄付できる金額が増え、その分もらえる特産品は増えます。
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②副業をして収入をあげる
会社で頑張って年収を上げるのは、結構大変ですよね。
また、そのために得たスキルは転職市場でも使える汎用性の高いスキルか?というと専門職以外の方は疑問が残ります。
現在は終身雇用や年功序列制は崩壊したので、今後は自分で稼ぐ力があるかどうかが大切です。
その点、安定的な会社員の収入を得つつ、副業で好きなことを極めつつ稼ぎ、年収を上げながらスキルもつけていくやり方は断然おすすめです。
▼副業のメリット
- スキルをつけられる
- 収入が増える
- 好きなことが選べる
- 本業にも活きてくる
僕の場合は、このアフィリエイトブログが副業に当たりますが、好きなことを発信しつつ、リスクゼロで始めています。
副業で月1万円でも作ることができれば、年間で12万円は資産形成できますね。
③積立の投資信託から始める
固定費で浮いたお金と副業で稼いだお金を資産形成にまわしましょう。
一口に資産運用といっても様々な投資商品があります。株、債券、投資信託、外貨預金、FX、不動産、金、etc...
そして資産運用をしたことのない方ほど、「損するのでは?」「なくなってしまうのが怖い」と、不安を抱えていることと思います。
そのような方がまず一歩を踏み出すきっかけとして紹介したいのが「投資信託」
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▼初心者に投資信託をおすすめする理由
- 毎月の積立貯金と同じ感覚で始められる
- 合わなければ解約して1週間以内に資金を回収できる
- 月々100円からスタートできる
- プロが運用してリスクを自動的に分散してくれる
- コストが低い
投資信託は株や債券、不動産など様々な資産をパッケージ商品として売っています。トヨタやソニーなどの上場企業の株のうち225個を集めて作ったのが日経225です。
自分で株を1つ1つ選ぶのではなく、テーマや切り口に沿って集めた投資先にまとめて投資できる、それも少額から始められるのが良いところです。
株式のしっかりとした投資信託を選べれば、長期間の平均的なリターンは3%くらいは見込んでも良いでしょう。
✅毎月2万円の積立投資の結果
堅めの平均利回り3%開始年齢→70歳時の資産額
20歳→税前2778万円(元本1200万円)
30歳→税前1852万円(元本960万円)
40歳→税前1165万円(元本720万円)
50歳→税前656万円(元本450万円)
60歳→税前279万円(元本240万円)複利の力は時間が勝負。
やるなら早めに始めよう!— だいきCFO@海外在住FP (@sekaitabi_iwasa) January 22, 2020
始める場合、証券会社で口座を開設しますが、つみたてNISAは楽天証券がおすすめです。
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商品ラインナップやサイトの使いごごちはもちろん良いのですが、1番は楽天カードで毎月積み立てをすると、積立額の1%がポイント還元になるからです。
資産が構築できない人の特徴3つ
①欲が抑えられない

欲望に優先順位をつけることができない人は、資産形成に失敗します。
固定給だけの方は生涯でもらえる賃金がおおよそ決まっており、その生涯賃金を
- 住宅費
- 教育費
- 老後資金
などに配分していきます。
毎月20万円なら「何にお金をどう使うか」は決めやすいのですが、「生涯で2億円」と言われると無限にあるように感じます。
生涯の2億円は、毎月20万円の延長なので、限られた資金をどううまく配分するか、が鍵なのです。
つまり欲望を実現するために優先順位をつけることです。
②見栄を張る

一番の気をつけなければいけないパターンはこれです。
見栄は資産構築の最大の敵です。
- 高級ブランド品を身に着ける
- 高い服を着る
- 高級車に乗る
- おしゃれなお店でディナーする
なぜお金がたまるかというと、収入よりも支出が少ない&それを貯められるからですね。
見栄は支出を大幅に上げます。ところが見栄の先に待っているものは「幸せ」ではないです。
「浪費」です。「浪費」はなくても生きていけます。
資産を構築するなら「見栄を買うのは配当で」と決めましょう。
全支出の中で見栄が絡んでいるものは全てカットです。
③天引きしていない

お金が貯められない人の頭の中はこうなっています。
収入ー支出=貯蓄
つまり「今月お金が余ったら貯めよう」「収入が上がったら貯めよう」という考えている人です。
こういう方はお金が貯まりません。
✅高年収でも貯まらないのはなぜ?
→パーキンソンの第2の法則
「支出の額は収入の額に達するまで膨張する」
前職の金融機関は年収数千万の猛者が多かったのですが、中にはお金貯まってない方も。
法則なので、自分で抗わないとそちらに流れていきます。
収入から一部を自動で避ける仕組みを!
— だいきCFO@海外在住FP (@sekaitabi_iwasa) January 20, 2020
逆に貯められる人には方程式は以下です。
収入ー貯蓄=支出
収入から先に貯める分を避けておき、残りで生活します。
資産構築での注意点3つ
①変動費は無理して削らなくていい

食費や水道光熱費を頑張って節約するのは賢いとは言えません。
理由
- 労力に見合う節約額ではない
- ストレスのある節約は続かない
特にこの辺りの変動費は、無理する必要はありません。
「こまめに電気を消す」「節水する」のは大事です。が、正直コスパは悪いです。
ただし、変動費がコスパ悪いといっても、無駄遣いはもちろん厳禁ですよ。
例えば、出たくもない会社の飲み会(1回4,000円)はしっかりと断るなど、ご自分で決めた方向性はぶれないようにしましょう。
②家計簿は1ヵ月間、1,000円単位でいい

レシートを保管したり、家計簿ノートをつける必要は全くないです。
理由
- 1ヵ月わかれば12倍するだけ
- 例外は外せばいい
- 100円以下を計算する労力が見合わない
そもそも家計簿はなんのためにつけるかというと「収入と支出を把握し、改善するため」です。
いつしか家計簿をつけるのが目的になっている方がいますが、それだと改善できません。
FPとして声を大にしてお伝えしますが、1,000円単位くらいの「ざっくり」でいいのです。
▼オススメの家計簿管理方法
- キャッシュレス決済で支払い
- 支払日、金額、項目のデータを残す。
- 家計簿アプリに連結
- その他、銀行や証券なども連結し管理
家計簿はキャッシュレス決済とアプリで自動化するとラクですよ。
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③生活水準を上げないこと

副業で年収が上がるとやってしまいがちですが、生活水準を上げてしまうのもなかなか資産形成が進まない要因です。
収入ー支出=貯蓄なので、収入UP&支出UPでは貯蓄は同じです。
収入を上げつつ、支出を変えない。これが最速の資産形成のコツ。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、資産構築1000万円を目指す上で、重要な項目の中でも比較的取り組みやすいものを紹介しました。
まずは資産1000万円を目指して一緒に学んでいきましょう。
それでは、お疲れ様でした。