
このような疑問を解決します。
本記事の内容
- ☆FP相談の価値とは?
- ☆FP相談が意味がないケース|FP側の問題とお客様側の問題
▼本記事の信頼性

Twitter:@iwasadaiki
【筆者の経歴】
- 元金融機関FPを経て独立FP
▼本記事を読んだ先には…
- FPに相談するべきかどうか判断できる
FPに相談する価値はある
本でもYouTubeでも無料でお金の情報が手に入る時代に、それでもまだお金で困る人や不安を抱える人がいることを考えると、まだFPの価値はあると言えるはず。
特に数字が苦手な人やお金の管理が苦手な人、忙しすぎてお金の勉強をする時間がないという方には。
実際に僕自身は、不動産や保険、NISAやiDeco、相続などの相談を通じて、お客様の不安を解消するだけでなく、経済的価値として何千万円も人生が良くなる(何千万円の損失を回避したとも言える)価値提供ができたときは、FPの存在意義はあるなと感じています。



ライフプラン表を作成すると、人生全体でのお金の配分が適切かどうか、理想の人生プランが実現できそうか、より良くなる改善点はどこか、などが明確になります。
これだけで価値を感じていただける方が多いですし、ときには感動していただくこともあります。
ライフプラン表の作成は幅広い知識と経験を要するので一般の方には難しいかもしれませんね。
簡単なものは誰でも作れますが、多種多様なお客様の状況、金融制度の変更や物価上昇、運用商品の拡大などを考慮すると、FPを長年やってきた僕でもまだ奥が深いなと感じます。
もうすでにYouTubeやブログなどでお客様もある程度の知識を持って相談に来られるので、より高度で金融の専門分野に特化したFPが必要になるかと。
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将来的には、義務教育でFP3級くらいのファイナンス教育が必修になればFPは必要なくなるかなー。
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FPに相談しても意味ないケース:FP側の問題
FP相談に行ったのにFP側に問題があって相談が無価値に終わることもあります。それがこれから紹介する3パターン。
お客様の話を聞けないFP

FP側の問題として、これが一番多いですかね。特に紺ストライプスーツのツーブロ営業マンの某保険会社やゴリゴリの投資用マンション営業マンには多いとよく聞きます。
お客さんの問題や不安を解決して、よりよい人生を送ってもらうのがFPの使命です。なのでまずはお客様の問題や不安を丁寧に把握することが必要です。
話を聞いてもらえないとお客さんは「うわー。営業された…」とか「勧誘かよ!」と感じます。
お客様のお話をじっくりと聞く。これは基本中の基本なんですが、できる人は意外と少ないです。
相談に来ているのにいきなり売ってしまうともうダメですね。信頼ゼロ。まずは不安に思っていることや困っていること、相談したことを知ってほしい。これがお客さんの心理です。
お客さんの中には、お話聞いてたら頭が整理されて勝手に「あ、こうすればいいんだ!」とか「スッキリしました!」と自己解決していくケースもあります。
今現在何に困っているのか、悩んでいるのか、課題はどこにあるのか、そしてそれを踏まえて今後どうしたいのか。
話を聞きながら表面的な悩みから潜在的な課題まで、もやもやしていたことや自分では気づかなかったことを質問して引き出す。
そして、どうすればよりよい人生が経済的な面でどのように計画できそうかをお伝えする。
知識や商品で解決するならそれを紹介するし、解決しないならビジネスパートナーを紹介したり、別の解決策をお伝えしたりするのも必要です。
向上心がないFP

FPを始めたばかりの方のコミュニケーションや知識のレベルが低いのは仕方ないことです。誰だって始めた当初は知識も浅いし経験も少ないです。
でもお客様の心理としてはできれば経験豊富な人に相談したいですよね。
とはいえ熱意と向上心があるなら、数ヶ月後や数年後には信頼できるパートナーに成長しているはず。もしそのFPが大切な人なら将来性に懸けてみるのもありです。
一方、数年経っているのにレベルが低い人やいまいち信頼できない人は、向上心ゼロでしょう。あなたのライフステージに合わせた良い提案はできない可能性が高いです。
自分でもある程度の知識を付けてFPに何人か会ってみれば「こいつはできる!」という人にそのうち巡り会えるはず。
お金については相談する人を間違えると自分の人生が悲劇になるので、ぜひ何人もお会いして信頼できる自分より優秀なパートナーを見つけてみてください。
全部自分で解決しようとするFP

一口にFPと言っても保険会社のFPもいれば、銀行のFPもいます。不動産会社お抱えのFPもいますし、相談や情報提供だけのFPもいます。海外金融を生業とするFP(FA)もいますね。
相談や情報提供だけのFPは相談料が発生しますし、商品を持っているFPは商品の提案が必ずあります。
そして詳しい分野、強いテーマにはある程度偏りがあります。これはある種当たり前の現象なんです。
例えば、僕はクレジットカード会社→保険会社FP→独立FP(個人事業主)→大家業(会社経営)→IFAという経歴なので
- クレジットカードやローン:強い
- 保険:強い
- 証券:強い
- 不動産:普通
- 法人財務:普通
ですが、
- 海外金融:弱い
- 税務:弱い
です。もちろん海外金融や税務も一般の方よりは詳しいですが、プロとして海外金融に特化した方に比べるとその分野は圧倒的に弱いです。
確定申告や法人の決算申告なども自分でしているため、一通りはわかりますが、税理士さんと比べると税務の知識は足元にも及びません。
という感じで各FPには得意分野と苦手分野が確実にあります。
その意味でいうと、1人で幅広く対応できる必要はありませんが、下記のような各業界に信頼できるパートナーがいるFPは強いですね。
- 税理士
- 弁護士
- 不動産
- 銀行
- 保険
- 証券
FPに相談しても意味ないケース:お客様側の問題
悲しいことにお客様側に原因があることもあります。あまり他責にしたくはないのですが、以下のケースでは相談しても無意味と言えます。
変わる気のないパートナーがいるお客様

夫婦のうち一方がやる気まんまんでも、もう一方が1ミリも変わる気がないと、お一人で相談に来ていただいてもあまり効果が出ないです。(ご自分だけの相談ならありです。)
「この人(主人)になんか言ってやってください!」と依頼される方もいましたが、ファシリをすることはあっても、片方に肩入れすることは絶対にないです。
変わる気のない方がお金の決定権を持っていると本当に何も変わらなくて、相談で時間とお金を消費して終わってしまいます。
何百世帯か相談に乗った中でそういうご夫婦が数組いましたが、残念ながら…。一方が前向きなだけに非常に残念でした。

一般に、人というか動物は環境の変化を嫌います。現状維持が大好きです。
日頃からあまりしつこくお金のお話をされるとうんざりする人もいますので、もしパートナーを変えたいなら
「俺(私)もなにか変わらなきゃな」
「この人ほんとにすごい。自分も変わらなきゃ置いていかれる。」
「別々の人生を歩むことになるかも…」
と思わせるくらいの行動をしてみてはいかがでしょうか。
どれだけ頑張っても変わらないなら、一生をともにするパートナーとしては合わないのかも。破綻する船に一緒に乗り続けるのはリスキーです。
一緒に暮らしていて幸せになれないなら別々に生きていく道も視野に入れたほうが良いでしょう。
一切行動しないお客様

せっかく良い情報や有益な話を聞いても、それで満足して終わってしまう方もいます。僕も新卒一年目はそうだったので行動に移す難しさはわかります。
勉強が楽しい時期もありますが、「今日は良い話を聞いた!」で終わってしまっては何も変わりません。
本気で変わる気のある方は、相談前から
「今日この相談で変えたいことはなにか?」「相談後、すぐに行動に移せる部分はなにか?」
を意識して相談に来られますし、相談後は必ずなにかしらアクションを起こします。
次回の相談でお話を伺う際に「前回から何かお考えになったことや変わったことはありますか?」などの質問をしますが、やはり行動する人は「〇〇をしました!」という反応が多いです。
本当に小さなことでも良いんです。行動を変えてそれを習慣にできれば必ず未来は変わります。
知識は豊富なお客様

まれにいます。めっちゃ詳しい方。本当に素晴らしいと思います。様々な資格を持っている方や投資オタクの方。
ただ、それだけ詳しいならあとは腹くくって行動するだけだったりするんですよね。相談に来る必要はないです。
自分の中の正解がプロの目から見ても正解なのか確認したいのと、その正解を実行するにあたって心強い言葉をもらって後押ししてほしいみたいなスタンスかなと。
ここまで勉強したならあとは自分で決断して進めばいいのにと思ったりもしますが、やはり失敗しないか不安になることはありますよね。
気持ちはわかります。不動産や保険、起業などの人生で何度もしない大きなお金を使うときなどは、心配ですからね。
こういう方にお伝えしたいのは、だいたいの場合、正解は複数あるということと、最悪のケースを想定しそれだけは絶対に避けること、そしてなによりも「選んだ選択を自分で正解にすることが大切」ということです。
人生が破綻するような大きな失敗を確実に避ければやり直しもできるし、なんとかなります。
※50代以降の方は注意してください。お金面で取り戻せないこともあります。60代でお金がなくて相談に来る方もいますが、収入がないのではどうにもならないことの方が多いです。
よくある質問
相談してみたけど変わらなかった…。
まずは、FP側の問題か、お客様ご自身の問題か見極めてみてください。
FPに相談するときには「相談することであなたの人生は良くなるのか」「相談した先に何を変えたいのか」をよく考えて相談に乗ってもらうと良いです。
「今のFPが合わない」「話を聞いてくれない」「営業っ気が強い」という場合は別のFPを探してみるのも手です。
そして自分自身はもちろん家族も変わる準備があるのか、そしてそのFPは本当に頼れる存在なのかをもう一度確認してみると良いでしょう。
相談したいけどファイナンシャルアドバイザーがなんか怪しい
まずは信頼できそうな人を探してみてください。FPだけに限らず、人にたくさん会って、自分で判断できるようになってください。
「怪しい」と感じる嗅覚はとても大切でして、相談する場合は、一定のリスクや危険性を考慮しないといけないです。
なんというかモラルが死んでる会社ってありますよね。モラルが死んでる人もいます。ちょっと言いづらいですが不動産系に多い印象です。個人情報を売ってる会社とかもあるしね。
僕も以前に次々と知らない不動産会社から電話がかかってくる時期があって「どこから僕の情報手に入れたん?」と軽くキレたことあります。名簿があるっぽいです。
また、昨今では金融機関でも油断できません。
銀行といえど貸金庫から窃取する人がいますし、郵便局はノルマのために高齢者に不要な保険や金融商品をこれでもかと契約させてましたので、一見大丈夫そうな会社でも判断が難しいですね。
本当はみなさんそれぞれがFP資格を取得して、自分のお金のことは自分で全て判断できれば、一番良いと思います。
日本人みんな義務教育でお金についてある程度は学んでほしい。
その他で注意すべきFPは?
自分と全く異なる属性や収支・資産状況の方の相談経験がないFPはやや頼りないかなと。
僕は年収100万円の方から純資産1億超まで相談経験がありますが、一律にお勧めできる金融商品はありません。
最近は「NISAでオルカンが最強!」的なことを言う人が増えましたが、法人で事業で回した方が圧倒的に資金効率が高いという方もいますし、不動産を安く買って高く売る方がリスク取らずに大きな利益が出るという方もいます。
相続対策で絶対に保険を活用した方がいい人もいます。
50代の方で高収入の方でリスク許容度が低めなら、NISAよりiDeCoで債券運用の方が確実な節税ができて損失も少ないので、ニーズに合うことも多いです。
それぞれの人に合うベストな提案ができるのがプロではないでしょうか。