
このような疑問を解決します。
本記事の内容
- ☆現金や預貯金だけでは資産が目減りする話
- ☆せめてこれだけは始めておこうという2つ
▼本記事の信頼性

Twitter:@iwasadaiki
【筆者の経歴】
- 元金融機関のファイナンシャルプランナー
本ブログ記事では、上記の経歴を持つ僕が、なぜ現金や預貯金だけでは今後苦しくなるのかわかりやすくを紹介します。
▼本記事を読んだ先には…
- 老後や将来のお金への心配を解消できる
- 一生働き続けなければいけない不安を払拭できる
- 経済的・時間的にゆとりのある未来が手に入る
緊急時や短期的な出費のためにある程度の現金や預貯金を保有しておくことは大切です。また、現金や預貯金は変動することがないので安心感があります。
ただし、長期的には最適な戦略とは言い難いです。
本記事を最後までお読みいただき、現金や預貯金のリスクを認識しつつ、ただ保有するだけでなく節税に活用したり、資産運用したりすることをぜひ検討してみてください。
現金や貯金だけでは今後は物価上昇に耐えられない

原油高騰を機で、ここ1年2年で物価の上昇が凄まじいですね。
食料品の価格、電気代ガス代、関係なさそうなサービスまであらゆるものの値段が上がっています。
現金や貯金だけではこの変化に取り残され、気づかぬうちに貧困に陥ります。ゆでガエルですね。
すでに国民年金だけでの高齢者などはかなり厳しい生活を強いられていますので、まだ働いて収入が得られるうちにできるだけ対策を講じておくことが必要です。
物価が上がると現金預貯金の価値が下がる理由

最近は何でもかんでも値上がり(インフレ)しているので、現金や預貯金の価値が落ちるというのは身を持って実感できますね。
念の為、この現象をわかりやすく解説しておきます。
例えば、あなたが12万円持っていたとしましょう。
仮に、今現在のガス代が月1万円なら12ヶ月分は貯蓄から支払えますね。
ところが、ガス代がこれから2万円3万円と高騰してしまったら12万円持っていても、6ヶ月分、4ヶ月分しか払えません。
これが現金や預金のリスクです。物価上昇が進むとモノやサービスが買える量が減ります。これってつまりお金の価値が下がっていることになります。
今まで12万円で足りていた1年間のガス代が払えなくなりますからね。
現金や預貯金だけで保有しておくことも安心安全ではないということです。
とりあえずすべきこと

ということで現金や預貯金だけ持っていても、これからは苦しい時代です。特に衰退する日本の円だけではもう耐えきれないでしょう。少なくとも米ドルは保有しておきたいです。
どうしても資産運用が怖いという方は、iDeCoを利用して節税だけでもしておくと良いです。
今貯蓄している分の一部をiDeCoで貯める。そうすることで所得控除を利用しながら貯蓄ができます。
所得控除については少額からでも利用できるので、気になる方は下記記事からを確認してみてください。
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【全9メリット解説】iDeCoは月5,000円でも損しない理由→所得控除
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若い世代は60歳まで引き出しができないためおすすめはしませんが、40代後半や50代の方なら10年程度で引き出せるし、ある程度高収入な世代なので節税効果が高くおすすめできます。
iDeCoでは資金の運用先を選ぶことになりますが、ほぼ預貯金と同じで値動きのない「年金」を選ぶことができ、節税効果だけをいただくだけの運用も可能です。
まとめ:現金や預貯金だけで安泰な時代は終了

お疲れさまでした。タイトルでは「もったいない」としておきましたが、実際には対策をしないと「やばい」というのが本音です。
すでに貧困化が進んでおり、苦しい生活を強いられている日本人が増えています。
2019年くらいまではお金を増やすための投資や節税として紹介してましたが、今ではインフレに負けない現状維持の防衛策として"必要不可欠"になってしまいました。
ご自身のお金がインフレ率に負けないためにもまずすべきことをしっかりと始めていきましょう。