
このような疑問にお答えします。
▼本記事の内容
- AppleCare+は不要。理由を解説
- 低コストな対策で事故を予防しよう
▼本記事の信頼性

Twitter(@iwasadaiki)
▼筆者の経歴
- 元保険会社のファイナンシャルプランナー
- 2009年からiPhoneユーザー。
- もちろん画面の破損の経験あり(笑)
こんにちは。今のスマホはPCより高いものもあり、壊れると大変なので、保険が必要かどうかというのは悩みますよね。
結論からお伝えすると、ほとんどの方にはスマホの保険は不要です。
そもそも予防できるものに対して保険に入るのはナンセンスだし、保険に入らなくても十分な手を打つことは可能です。
本記事をお読みいただければ、ほとんどの方がスマホの保険は不要だということがわかっていただけるはずです。特に今回はAppleCare+を中心にお伝えします。
スマホの保険は必要?知恵袋でも迷う声

スマートフォンの保険に入ってますか?

auスマホの故障紛失サポートは必要ですか?年間にするとかなりの額になります。スマホはそれほど故障はないように思うのですがどうでしょうか?みなさんは故障紛失サポートにはいっておられるのでしょうか?
僕もそうでしたが、iPhoneの購入時にアップルケアに入るべきか考えている方も多いはずです。
結論:Apple Care+への加入は不要

まず、結論からお伝えするとApple Care+への加入は不要です。iPhoneの保険はいらないといえます。
というのも、たった4つの作業を行うことで、しっかりと保護しつつ、一定期間無料で保険を付保できるからです。
▼4つの作業
これだけやっていただければ、手軽な費用で損傷を予防&補償できますよ。
Appleの製品保証が1年間ごとに無料で更新して、半年ごとにイオンカードのショッピング補償までつきます。
根拠①:AppleCare+は高い。補償内容とプラン別の費用

まず、iPhone購入時に加入するかどうか聞かれるのが「AppleCare+」です。
事故や紛失盗難が起きたときの自己負担額は内容は以下のようになっています。
▼プラン別の補償範囲と自己負担額
| 事象 | AppleCare+加入者の 自己負担額 |
AppleCare+盗難・紛失プラン 加入者の自己負担額 |
| 画面または背面ガラス6の損傷 | 3,700円(税込) | 3,700円(税込) |
| 過失や事故によるそのほかの損傷 | 12,900円(税込) | 12,900円(税込) |
| 盗難または紛失 | - | 12,900円(税込) |
Apple Care+では、上記のサービスを指定の金額を支払うことで受けられます。(最大2回まで)。
AppleCare+AppleCare+盗難紛失プランの月額料金は下記のようになっています。
▼AppleCare+
| 月払い | 2年間 | |
| iPhone 14 Pro, iPhone 14 Pro Max | 1,480円(税込) | 29,800円(税込) |
| iPhone 14 Plus | 1,350円(税込) | 26,800円(税込) |
| iPhone 14, iPhone 13, iPhone 13 mini, iPhone 12 | 1,180円(税込) | 23,400円(税込) |
| iPhone SE |
580円(税込) | 11,800円(税込) |
▼AppleCare+盗難紛失プラン
| 月払い | 2年間 | |
| iPhone 14 Pro, iPhone 14 Pro Max | 1,600円(税込) | 31,800円(税込) |
| iPhone 14 Plus | 1,450円(税込) | 28,800円(税込) |
| iPhone 14, iPhone 13, iPhone 13 mini, iPhone 12 | 1,280円(税込) | 25,400円(税込) |
| iPhone SE |
700円(税込) | 13,800円(税込) |
盗難・紛失もカバーする「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」は、「AppleCare+」に100〜120円程度を上乗せした金額です。
では、iPhoneでよくある「画面割れ」で破損時の費用を考えてみます。
▼iPhone14の場合
- 「AppleCare+」への加入の費用が28,320円(2年間)
- 画面割れの修理費用のうち3400円が自己負担(1回利用)
- 2年間で1度だけ画面が割れた場合は、合計31,720円
計算してみると、iPhoneの購入金額(iPhone14は現在74800円)に対して、AppleCare加入して画面割れの修理すると結構高いんですねw
AppleCareに入ってない場合は、全額自己負担になりますので、費用はもうちょっとかかってしまうかも。
以上を踏まえると、AppleCareには加入せずに、後ほど紹介する無料の方法がおすすめです。
根拠②:iPhoneには製品保証期間が1年間付帯
新品のiPhoneには購入時から以下のような製品保証が付いています。
ポイント
- 90日間のテクニカルサポート
- 1年間の無料保証期間
- 対象は本体・イヤホン・充電器・ケーブル
- 保証とは、「修理」「交換」「返金」
保証の対象外は?
- バッテリーや経年劣化する保護用コーティングなどの消耗品の故障
- かすり傷・へこみ・ポートのプラスチック欠損などの表面的な損傷
- 別の製品とともに使った際の損害
- 事故、乱用、誤使用、液体接触、火事、地震、ほかの外的要因による損害
- 説明書などのガイドラインに従わずApple製品を使った場合の損害
- Appleや正規サービスプロバイダ以外が行った修理・アップグレードによる損害
- Appleの許可なく改造したことによる損害
- 自然損耗やそのほかのApple製品の経年劣化による損害
注意
ユーザーの不注意による画面割れや水漏れは対象外です。
保証の対象外には注意する必要がありますが、「普通に使っていたのに急に動かなくなった」などの通常利用の範囲での故障であれば保証の範囲です。
この1年間の保証をうまく活用します。
つまりAppleCareに入らなくても1年ごとに買い換えれば、保証が再スタートしますので買い換えます。

と思ったあなた。
実はiPhoneは中古でも値段が大きくは下がらないので
- 今使っているiPhoneを下取りor買取orフリマに出品
- 新しいiPhoneの購入資金に充当
このような方法を取ることで、新品のiPhoneの購入でもそんなに高くないのです。
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【驚愕】iPhoneは何年も使ってると実は割高。"1年で買い替え"が最も安い理由
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1年間利用した比較的新しめのiPhoneは、下取りや買取、フリマサイトなどに出すとそこそこの金額になることがわかります。
僕が2019年現在使っているiPhone8だと、1年使ってメルカリで中古に出すと、3万円くらいで売れています。(ジャンク品を除く)



新しいスマホにグレードアップできて、この34800円に1年間の保証も含まれておりコスパ良いです。
事業としてスマホを利用する必要のある個人事業主なら一部を経費にもできることでしょう。
根拠③:イオンカードで購入すると180日無料補償が付帯

さて冒頭で紹介したイオンカードを利用してiPhoneを購入すると、半年間のショッピングプロテクションがつきます。
そしてこのショッピングプロテクションが優秀で
- 購入から6ヵ月間(180日間)
- 最大50万円まで補償(ゴールドは300万円)
- 5,000円以上の購入額が対象
- スマホも対象
となります。
だいたいのショッピングプロテクションはスマホは対象外なのですが、イオンカードはなぜか対象になっていますw
「ゴールドだと300万円まで?そして無料で半年間は長すぎだろ。。大丈夫か?」と思いましたが、付けてくれるものは利用しましょうw
高額な商品の購入時はイオンカードでプロテクションを付けておきましょう。
根拠④:安価な予防策で十分カバーできる
落下による画面や本体の破損を予防するなら
- 画面保護シート(100円)
- 手帳型カバー(1500円程度)
を付けておきましょう。画面シートはガラスのもので100円のものでも問題ないです。
また手帳型のカバーはクレジットカードやデビットカードをしまっておけるので安心です。
ちなみに手帳型のカバーはShizukawillというamazonで1500円ほどの商品を使っていますが、画面以外を完全にカバーしてくれており、質がとても良いです。
何度も落としてますが一向に傷がつきません。
また、盗難や紛失は「iPhoneを探す」で手軽に探せます。
補足
Phoneには「iPhoneを探す」アプリがあるので、カード類をセットにしておくと万が一紛失してもGPSで探すことができます。
これが実は手帳型カバーの醍醐味でして、海外旅行などでは、「財布を失くした」「カードを紛失した」といった場合がめちゃくちゃめんどくさいんですよね。
iPhoneとセットにしておけばそもそも紛失しづらいのもありますが、万が一GPSでiPhoneを探すことができればセットでクレジットカードも帰ってきますので安心です。
根拠⑤:それでも心配ならモバイル保険が割安
それでも心配な人はモバイル保険に入りましょう。AppleCare+よりもコスパが良いです。![]()

モバイル保険は、中古品や購入から数ヶ月後でも加入できるため、「イオンカードのショッピングプロテクションが切れたら加入する」という手もあります。
補償の内容も修理の場合、自己負担0円で最大10万円までと大きくカバーされています。



まとめ:保険は金銭的損失が大きいものに備えるもの

保険の目的は「人生を揺るがしかねない経済的に大きな損失を回避すること」です。スマホが壊れて人生プランが大きく崩れるという方はあまりいないでしょう。
わざわざ保険に加入せずとも、手頃な対策や無料の対策で十分なはず。