床がふかふかして抜け落ちそうなんだけど、フローリングの張り替えは高い。素人でも直せるの?
このような疑問を解決します。
本記事の内容
- ☆【動画】ぶかぶかする床の修繕方法
- ☆必要な資材や道具、費用、所要時間など
▼本記事の信頼性
【筆者の経歴】
- マンションと戸建の大家
- コスパの高いDIYで修繕費を削減
本ブログ記事では、上記の経歴を持つ僕がふかふかする床の修繕の方法を紹介します。
▼本記事を読んだ先には…
- たったの数千円でフローリング床のフカフカを修繕できる
- 業者に依頼する場合の費用、約15万円〜30万円を削減できる
ふかふかする床はDIYで直せる
結論としてDIYで直せました。費用も6000円ほど。
フローリングの張り替えを業者に頼むといくら?
13畳のリビングで業者さんに見積もりをお願いしてみました。
- クッションフロアで張り替え→約16万円
- フローリングの張り替え→約33万円
フローリングの張り替えの見積もり
クッションフロアの見積もり
ということで僕は賃貸用の物件なので利回りが落ちてしまうため、自分で直してみました。
ふかふかする原因
(リノコより画像を引用)
まず床下に潜って原因を突き止めたのですが、フローリングの下に敷いてある「ベニヤ板(合板)」が劣化していました。
経年劣化ですね。さすがに築30年以上の物件だったため、よく歩いて踏まれる場所は弱っていました。とはいえ他の木材は問題なし。
木材が腐食していたりすると、全部取り替えたり、また別の方法を検討しなければいけなかったのですが、ベニヤが弱っているだけだったので、弱っている箇所に根太材を追加するだけで直せるなと考えてやってみました。
修繕の手順
やること自体はシンプルで難しくはありません。でも床下が狭い場合は匍匐前進で進むことになるため、体力はかなり使います。
step
1ふかふかする床の箇所と場所を把握する
まずは床の上からギシギシ音がなる箇所や、ぶかぶかする床の場所を確認します。
そして床の上からの場所がわかったとしても床下は暗くて場所がわかりづらいので
- 換気口からの距離
- 床下点検口からの距離
などで場所を正確に把握します。
step
2床下に入れ込む根太のサイズを計測する
ふかふかする場所の下に差し込む根太材のサイズを計測します。
一般的には高さは4.5cmか5.5cmとのことです。
step
3ホームセンターで根太材を購入して加工する
根太材はヒノキや杉などが一般的。4.5cm×4.5cm×3mで600円ほどでした。
ビバホームなどのホームセンターでは、1カット50円で切ってくれます。これで車に積んで運べます。
現場に到着したら自分の丸のこで根太材の先端を少し斜めにカットします。先端を加工することでそのまま該当箇所に入れやすくなります。
step
4床下に潜って根太をふかふかする場所に差し込む
After
先端を斜めにカットした場合はそのまま根太材と根太材の間に入れ込みます。
もしくは対角線上に入れ込んでトンカチで該当箇所まで調整することもできます。
以上で完了です。根太材と根太材の間にもう一本追加したことで、上の合板への重みが追加された根太材へ分散されることで補強されています。
Before
キツキツじゃない場合はコーキング剤で止めたり、ビス打ちしておきます。
交換に必要な道具
根太材を入れるだけなので必要な道具は少ないです。
- 丸のこ(手動のこぎりでも大丈夫だけど大変)
- トンカチ
- 電動ドライバーとビス(止める場合)
- つなぎ(布基礎の場合は土の上を匍匐前進するため)
トンカチは100円ショップのものでも十分です。
手動ののこぎりでも行けなくはないですが、丸鋸はあったほうがいいです。ここで筋力や体力を使う意味がないです。時短や労力削減ために丸のこを用意しておきましょう。
費用
必要な資材は根太材のみ。合計で6000円ほどでした。
3mの割安な根太材を90cmずつにホームセンターでカットしてもらえれば3000円程度に抑えられたはず。
根太材の紹介は動画にも出ているのですが、床下の高さやすでに設置してある他の根太材の大きさに合わせて
- 長さ:90cm
- 高さ:4.5cm
- 幅:4.5cm
のサイズにカットして先端を少し斜めに切ってます。
修繕が必要な量にもよりますが、フローリング張替えよりもだいぶ安く収まるはず。
所要時間
根太材を交換するだけなら、1つあたり30秒ほどで交換できます。10個あっても5分程です。
ですが、
- ホームセンターに根太材を買いに行く
- 適切な長さに切る
- 先端を斜めに切る
- 床下に潜る
などの手順もあり、完了するまでには3時間程度はかかりました。
やること自体は根太材を床下に追加するだけなのですが、床下が狭いと該当の場所にたどり着くまで時間がかかり、思いの外大変です。
注意点
- 床下点検口のない物件は難しい
- 床下が狭いと移動が匍匐前進になりかなりキツイ
- ふかふかする原因が別にある場合は今回の方法は使えない
- 猛暑の夏場の床下での一人作業は注意